MEMBER 組合員紹介…京都誂友禅工業協同組合に加盟する組合員をご紹介!着物に命を吹き込む職人達。

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渡辺真染工場

トラブルにきめ細かく対応する、多彩なメンテナンスをご用意…
大切なきものを、いつまでも美しく着ていただくために。
お手持ちの白生地にあなたのお好きな柄や色を自由に染め上げます。
京小紋、訪問着をはじめ、地色の染め替え、柄・色のアレンジや吹雪加工などのリニューアル加工まで幅広く対応しております。
京の匠の技術で伝統を誇る、誂京染ならではの魅力を演出いたします。

●染技法 型友禅(写し染)
●染色アイテム 訪問着・小紋
●伝統工芸士
●一級技能士

京友禅、京小紋、型友禅、豆知識

■京友禅
染色技法は8世紀から伝わり、手描友禅は江戸時代に京都の絵師宮崎友禅斉によって確立されたと伝えられています。扇絵師として人気の高かった宮崎友禅斉が、自分の画風をデザインに取り入れ、模様染めの分野に生かしたことで「友禅染め」が生まれました。色数が多く絵画調の模様を着物に染める友禅染は、町人文化の栄えた江戸時代の中期に盛んに行われるようになりました。明治時代には、型紙によって友禅模様を染める「写し友禅染め」が開発されました。

■京小紋

京小紋の始まりは、基本となる型紙が作られた1200年前に遡ります。室町時代に起きた応仁の乱の後、様々な絹織物が生産されると辻ヶ花染や茶屋染が発達し、京都の堀川を中心として染色の職人町が出来ました。上杉謙信の紋付小紋帷子(もんつきこもんかたびら)や徳川家康の小花紋小紋染胴服(こばなもんこもんぞめどうふく)等は、小紋の技法を駆使して作られています。この頃に、防染糊を置いたあと引染めする小紋の技術が完成されました。

■型紙

型置作業には、丸刷毛で染料液をつける摺込友禅と、色糊を駒篦でつける写し友禅禅がある。その他に型紙で防染糊をつけておいて防染糊のない部分に刷毛・筆で色挿しをする型による堰出し友禅もある。これらの代表的なものが紅型染めと型絵染めである。 型置で注意すべきことは、送りと型合せであり、型送りの口切り作業が特に難しい。 また必ず一色一色乾燥して後、次の型置をする。 〈色糊の調整〉液場で調整した色糊は、型置前に型置しやすい粘度に再調整する。型置する場合、柔らかい糊では型の先鋭度が落ち、反対に粘度の高い色糊で型置すると型際が美しく上がらず、また型置する人の力も十人十色なので、色糊の粘度もこれに合わせる必要があるからである。 〈型紙の準備〉和紙を型地紙とした型紙は、水を含むと伸び、乾燥すると縮むように、型紙に含まれる水分量によって型紙の伸縮性が変化するため、型のサイズが安定しない。このため、型置するときは、前準備として、型紙を水で濡らし、型紙が伸びきった状態を常に保つようにする。

京友禅、京小紋、型友禅、豆知識

■きものリフォーム
タンスの中の一枚を目覚めさせる若い頃に買ったきものや、お母様からいただいた古い帯が タンスの奥深くに眠ったままになっていませんか? タンスの中の一枚を、蘇らせる。 思い出の品をいつまでも大切に・・・ 若い頃に買ったきもの、お母さまからのいただきもの、 もう一度着たいけど、汚れなどのトラブルや 派手すぎるのが気になる・・・などの悩みに 美しくケアしてもう一度、あなたのきものを蘇らせます。

■古いきものをイメージチェンジ!
若い頃のきものを地味にしたい 若い頃買ったきものというのがなかなかくせ者のようです。色無地などは年を重ねても着られる色に染め替えを。年齢に合わなくなったきものこそ染め替えのよい機会ですから、ぜひ実践して下さい。

■着ていない訪問着を着やすい小紋に!
飽きてしまってもう着ない重めの訪問着なのでなかなか着る機会がないなどのきものは、思い切ってまったく違った一枚に染め替えてみるのも楽しいのでは。ここでは、フォーマルな訪問着をカジュアルな小紋に染め替えてみました。 元のきものを色抜きしてから、比較的濃いめの地色で型染を施します。タンスに眠らせておくくらいならチャレンジする価値はありそうです。

■加工方法例
単彩小紋(白生地から京小紋を染める) 染め替え(色抜きしてお好みの新柄、新色に染め替え、新しい装いに生まれ変わらせます) 元柄生かし彩色直し 元柄生かし地色替え 元柄生かし吹雪加工(元の柄を残し、その周囲をぼかして、全体に吹雪のような染め加工をほどこすもの色アセや色ヤケも直り、柄も鮮明に浮きあがらせることができます) 元柄生かし巻きぼかし 目引染め(派手なきものを地味にする、元の柄の上に、無地染め加工をほどこします。織物へ色かけすることも可能です) 柄足し 金加工 など等。

COMPANY DATA
会社概要

会社名 渡辺真染工場
代表者 渡辺史朗
所在地 〒604-8305 京都市中京区大宮通御池上ル市之町177番地
TEL 075-811-6327
FAX 075-811-6327
E-MAIL watanabesenkou@nike.eonet.ne.jp

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